統廃合など小、中学校の将来像について、幅広い区民の意見を反映するため、「文京区立小・中学校将来ビジョン策定検討協議会」の初会合が2007年10月24日、文京シビックセンターの区議会第一委員会室で開かれました。委員は総勢57人。全区立小、中学校のPTA代表、幼稚園PTA、町会、地区対代表、幼稚園長、小、中学校長、公募委員、学識経験者、区教育改革担当部長らで構成されています。委員自己紹介のあと、協議会は公開とし、傍聴を認め、議事録も公表することが合意されました。傍聴は席数などの関係で原則として25人、事前申し込み制です。次回は11月7日に予定されています。
インタビューを申し込んだ事務局の教育改革担当課長には「まだ方向性が定まっていない段階なので」と断られましたが、この日会長に選ばれた市川伸一・東京大学大学院教授は応じてくれました。
文京区立小・中学校将来ビジョン策定検討協議会(第1回)レポート
第1回の議題となったのは、委員および幹事の自己紹介、会長・副会長の選任、協議会の位置づけの確認、協議会の公開等についての考え方、部会の設置などについてでした。会長には学識経験者から、東京大学・大学院教授(教育心理学)の市川伸一氏、副会長には東京大学・大学院教授(教育心理学)の秋田喜代美氏が選任されました。
協議会の位置づけは
事務局から協議会の位置づけについて説明がありました。それによると、「将来ビジョンは、総論部分と年次計画から成り立っているが、学校統廃合を含む年次計画について区民から多くの反対意見が寄せられたことを受けて凍結している。したがって、この協議会は、年次計画の是非について話し合う場ではなく、総論の部分に立ち戻って議論することを目的としている。素案を策定する過程で、十分でなかった部分を広く区民から意見聴取する場とする。ただし、この協議会自体が何かを決定するのではなく、教育委員会に対して意見を述べその意見を尊重して教育委員会が素案をつくることになる」とのことでした。
委員から出された要望事項
委員からは次のような要望が出されました。
@委員の増員について。現在、各小中学校のPTA代表や幼稚園PTA連合会の代表は委員に入っているが、同じく利害関係者である保育園保護者、育成室保護者の代表が入っていないのは、バランスを欠くのではないか?両代表者を委員に組み入れるよう要望する。
A傍聴人数の増員について。現在25名となっているが、席に余裕があるので増やせるのではないか?
B教育委員の意見聴取について。教育委員会で将来ビジョンを策定するのなら、教育委員を招いて意見を聞きたい。なかなか教育委員の意見を知る機会がないので、ぜひこの場に招いて意見を聞きたい。
C部会のあり方について。まず、協議会で検討すべきテーマを洗い出してから部会設置について話したほうがよい。事務局案の「小学校部会」、「中学校部会」に単純に分けてよいものか疑問がある。
D協議会で出た意見の尊重について。協議会の設置要綱には、「協議会は文京区教育委員会が文京区立小・中学校将来ビジョンを策定するに際し、意見を述べる」となっているが、意見を述べさせるだけでなく尊重してほしい。
上記@〜Cについては、事務局で検討し、回答することになっています。Dについては、「尊重することが前提である」と、事務局からの説明がありました。


